歩行者優先の社会を意識すれば地方は復活する

車優先の社会が地方没落の理由の一つだと考えます。

E4AA9CC2 1852 4986 93C7 BC614D2D7A06

地方は車社会

地方での足はほぼ車です。電車はメインではありません。道路も車優先で、歩行者への配慮はあまりありません。街作り自体が車社会を想定しており、車がなければ大いなる不便を強いられます。

車社会の弊害

弊害1・歩道の整備がおざなり

写真の通り、地方の道路には申し訳程度の歩道しかありません。歩行者の安全に全く配慮されておらず、怖くて歩けません。
歩行者自体少ないので、ドライバーはあまり気をつけていません。細い道路でもスピードを出していますし、歩行者がいても緩めてくれません。

弊害2・シャッター商店街

駐車場の確保できない駅前の商店街は年々さびれています。駅のまわりに駐車場はありますが、車社会になれると歩くことが億劫になり、わざわざ歩いて商店街を移動する人はいません。

弊害3・交通事故死ワースト上位

三重県は、都道府県別人口10万人あたりの死者数で常に全国上位にいます。平成26年は3位です。その三重県の中でも松阪市はダントツで1位です。市民として恥ずかしいです。
この辺は車社会がどうこうよりも、県民、市民の気質の問題もあると思います。

弊害4・観光はドライブスルーできない

観光するときは目的地まで車で行ったとしても、着いたら車を降りて歩きますよね。車に乗ったまま観光はしません。歩行者に配慮がなければ観光も成り立ちません。

弊害5・高齢社会に対応できない

高齢者に運転を強いる社会はよい社会ではないと思います。スーパーや病院に行くのに車でしか行けない社会は高齢者に優しくありません。

脱車社会への対案

私の提唱する対案はつぎのとおり。

対案1・郊外型の大型店の駅ビル化

イオンをはじめとする郊外型の大型店舗は駅と一体にします。

対案2・駅周辺の容積率の緩和

建物を高層化し、人口を駅周辺に集めます。学校や病院も駅周辺に集中させます。高齢者でも歩いて移動できる街作りを目指します。コンパクトシティの考え方です。

対案3・税制面での支援

買換特例などで駅周辺への移転を奨励します。

結論

歩いて移動できる街を作ることが、活気ある街作りにつながると思います。車社会の街は殺風景です。文化的にも低空飛行です。

関連記事 
駅の周りがほぼ駐車場の街に未来はあるか | Mスタ!
 

◆◆あとがき◆◆

今日は健康診断でした。バリウムはそんなに苦ではありません。