集中力を維持するためのコツ「前後際断」

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前後際断(ぜんごさいだん)とは?

こんな本を読みました。

不動智神妙録ーふどうち・しんみょうろく

江戸時代初期の禅僧・沢庵宗彭(たくあんそうほう)が剣と禅について書いたものです。たくあん漬けの考案者です。
剣術を題材にして、ひとの心のありかたについて説いています。

こちらはKindle Unlimitedの対象ですので契約していれば0円で読めます。内容はそぎ落とされ、小学生でもわかるような言葉で平易に書かれており、15分程度で読み終えることができます。

この中で最後に出てくる
「前後際談」ーぜんごさいだん
という言葉。

”今この瞬間”に集中するための知恵の言葉です。元プロ野球選手の下柳剛さんがグローブに縫い付けていた言葉でもあります。

集中力こそパフォーマンス向上の源

仕事のスキルは経験とトレーニングで上がっていきますが、そのスキルを生かしてパフォーマンス向上につなげようと思うと、やはり心の状態が関わってきますよね。

心の中に悩みや憂い、不安などがあれば集中できないし、力を発揮できないというのは誰でも経験あると思います。

ある特定の対象に心がとらわれているから集中できないのだ、というのが基本的な考え方です。

まよいというのは止まることです。止まるというのは、心がとらわれることをいいます。

まよいをなくしたいのなら、どこにも心を止めないことです。

どこにも止まらないからこそ、なにかに動かされることがないのです。

これこそが「不動の知恵」です。

集中するためには心を対象に釘付けにしなければならないものだ、と思っていましたがどうも違うようです。かたくなにせず、柔軟にしておくことが集中の秘訣だと説いています。

まよう心というのは、氷のようです。一つのところに固まっています。氷では手を洗うことも、頭を洗うこともできません。

心をとかして、体一杯に、水のように満たしておきなさい。そうすると、どんなところでも、自由自在に使うことができるのです。

前後際断

前後際断とは、

これから先の未来のこと
これより前の過去のこと

それらを切って捨て、今この瞬間に集中する心得です。
未来のことも過去のことも心を止める原因になるからです。

下柳投手だけでなく、かの川上哲治氏もこの不動智神妙録の教えに習ったと聞きます。偉大な実績が効果を物語っていますね。