あまりに古い地積測量図にはひと手間必要

6DEEBD4C AA69 485F 9A80 06CC27CD758E

土地評価に使う地図は?

相続税や贈与税の計算をするには、土地の値段を計算しなければなりません(土地の評価)。そのときに必要なのが、土地の面積や形、間口や奥行きの距離などがわかる資料です。

まずどうしても入手すべき資料は「公図」。法務局で申請すれば閲覧又は写しを買うことができます。
さらに、より正確な「14条地図」があれば一緒に出してもらいます(申請書にチェックマークをつければ用意してくれます)。
ただし14条地図はほとんど整備されていないのが現状です。

詳しくはこちらを

 

地積測量図は重要資料

法務局で入手できる資料はもうひとつ。 それが「地積測量図」です。14条地図がなくても地積測量図があれば、公図よりは正確なデータが得られます。

この地積測量図も土地によってあったりなかったり。地積測量図は”分筆登記の申請等に必要な書類”のため、基本的に分筆されてこなかった土地については作られていないんです。

14条地図も地積測量図もない、あるのは公図だけだと・・・公図は信用性が低いので、現地調査でより正確な計測をしなければならなくなります。

地積測量図の有る無しで手間の度合いがかなり違ってくるんです。だから法務局でこの地積測量図が出てきてくれるとほっとします。

古ーい地積測量図に注意!

図面をもって距離を測るとき、あると便利なのが三角スケール。いや、あると便利というレベルではなく、相続業務には必須アイテムです。

これが三角スケール

9D780103 7BBE 483D 9786 CC9B730957B1

6種類のいろいろな縮尺で長さが測れるアイテムです。

測量図の縮尺に合わせて測れば、机の上にいながら実際の距離が測れます。もちろん単位はメートル。地積測量図にも各辺の距離が記載されていますので、それと照合したり、”想定整形地”なるものを測ったり。

しかし、まれに古ーい測量図だと、正しい縮尺で測っても「あれ?」ということがあります。

NewImage

面積を計算した右側の何行かの部分。丸で囲んだ文字は単位です。本来なら「㎡」のはずが「丁」となっていますね。

「丁」はつまり「町」、尺貫法の単位です。

この測量図の作製年は昭和40年。1965年です。

キャプチャ4

1966年の3月までは尺貫法の記載でも許されていたようなので、それまでの測量図だとこういうこともあり得るわけです。いちいちm、㎡に換算し直さなければなりません。面倒くさーいひと手間が必要なんですよね。これに気づかず三角スケールを押し当てても、中川家の中国人のように「寸法合わん!」となっていまいます。

まとめ

正確度合は、14条地図>地積測量図>公図
古い地積測量図は単位に注意、
旧単位ならひと手間加える必要があります。