常にポジティブではいられない。ならばネガティブを肯定する。

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ネガティブな感情を否定することこそやめるべきです。

堂々とネガティブを肯定しましょう。

 

にわかポジティブは苦しい

ポジティブ思考至上主義の弊害を感じています。

私自身、どちらかと言えばポジティブな人間ではありません。30代前半ぐらいまではそれがイヤで、自分で自分のことを認めていませんでした。ビジネス書を読めばポジティブ思考礼賛の嵐でした。私はネガティブな自分を押し込め、無理にポジティブたろうとしていました。

しかし実際はポジティブな人間ではないわけですから、どうしても無理が出てきます。生き方が不自然になるのです。実際いろんなところでボロが出ていました。

そしてポジティブでない自分を否定し、ますます苦しくなっていたのです。何のためのポジティブ思考かわかりません。自分の欠点ばかりに目が向き、自己否定を繰り返していました。

張りぼてのポジティブは役にたたないのです。

ネガティブを認めると楽になる

人間、自己否定ばかりしていると自信を失っていきます。自信を失うと萎縮し、失敗しやすくなります。何かに挑戦しようとしても慎重になりすぎ、自分の力を思う存分発揮できません。

そしてあるとき気がつきました。

ネガティブな自分を否定することこそがネガティブ思考なのだ、と。

ネガティブならそれはそれで否定せず、そのまま認めればよいのです。
つまり、ネガティブの肯定です。

これは自分の中ではコペルニクス的発見でした。

それまではネガティブな自分を恥じ、虚勢を張る一方で、ばれないように心のどこかでびくびくしていました。しかしもうそれを隠すことはないのだ、むしろ堂々と押し出していけばいい、と思うようになったのです。

それからは自分を取り繕うことも減り、かっこわるい自分をむしろネタにすることでずいぶんと気持ちが楽になりました。

ネガティブも一つの個性

ネガティブな人は、いわば心配性な一面があるということです。言い換えればリスクに敏感なのです。これは社会の中では絶対に必要とされるポジションです。

税理士という職業もそうです。税理士の仕事は経営者の代わりに心配をすることです。経営者の憂いを取り除き、事業に専念できるように手助けをすることです。

また、元々ポジティブな人が何かのきっかけでネガティブのスパイラルに入ってしまうかもしれません。そんなときでも、ネガティブを否定するのはやめましょう。

ネガティブを否定することこそネガティブです。

悲しいことは悲しい、怖いことは怖い、腹が立つことは腹が立つ、嫌いなものは嫌い、と自分の感情をそのまま肯定すれば楽になります(表に出すかどうかは別として)。

それらを押し殺してポジティブぶることこそが問題です。自分の気持ちにうそをついているからです。

ネガティブな自分を面白がり、むしろネタにしましょう。意外とウケます。