相続が開始したら喪主がやることすべきこと・税務以外も忙しい

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三回忌までのスケジュール

先週、父の三回忌の法要を執り行いました。つぎは七回忌なのでしばらく先となります。

三回忌は亡くなった年の翌々年に行います。三年後ではありません。
亡くなった翌年が一周忌、その翌年が三回忌です。
私の父は2014年になくなったため、2015年が一周忌、2016年が三回忌でした。

一周忌、三回忌とも自宅で読経後、寺に回向し読経、卒塔婆を立てて墓へお参り、という流れでした。

回向料をいくら包むかについては素直に寺にお伺いを立て、金額を聞きました。
服装についても正式に喪服を着用しました。
最後に自宅に戻って食事、解散時に引き出物を渡して法要終了です。

引き出物については三回忌では用意しないこともあるらしく、七回忌では必要ないとのことでした(葬儀屋さんの情報です)。

相続だけではない・喪主は忙しい

喪主になった場合、悲しみに暮れながらもいろいろとやるべき事があります。

死亡届を出す

まず病院などで死亡診断書をもらいます。
死亡届と一体になっていますから必要事項を記入し、市町村の役所に出します。
出す前に必ずコピーを取っておきます。市役所以外の手続きで必要になりますので。

死亡届はなるべく早く出さねばなりません。
一応死亡から7日以内に提出という猶予はあります。
しかし届け出と引き替えに「火葬埋葬許可証」をもらわないと火葬埋葬ができません。
火葬埋葬の日、つまり普通なら葬儀の後、この許可証が必要になってきます。

また届け出時に、新聞に死亡記事を載せるかどうかの選択を聞かれます。ちなみに税務署には市役所から直接連絡が行くようです。
新聞に載せることを選択すると、葬式の準備で慌ただしい中新聞社から連絡があります。
銀行によってはこの記事を参考にして預金の凍結をしているようです。アナログですね。このあたりの取り扱いには差があり、ある銀行では事情を話してしばらくそのまま口座を使うこともできました。

お通夜、葬式の前後

死亡先(病院など)から安置所に移動後、お寺の方にまず枕経を上げてもらい、その後の葬式の段取りをお話しします。
葬儀会場でもいろいろ決めるべき事があり、喪主は身動きが取れません。代わりに動いてくれる身内がいてくれると大変助かります。協力が必要です。

葬式費用などを預金から引き出すならATMからは1日50万円が限度なので、凍結される前にすぐに動く必要があります。とりわけお寺にはすぐに現金を包まなければなりませんので、やはりまとまった現金が必要です。

そのほか、弁当代や親戚から供花やお供えの精算など、細々した現金も必要ですから、できれば精算用の硬貨も用意しておくと良いでしょう。

現金の出入りが頻繁にありますからレシートなどはなくさずに取っておくこと、封筒などに入出金の記録をメモするなど記録を取っておくことなども必要です。

仏壇、位牌の用意、諸手続

初七日法要は葬式の日に一緒に済ますことが多いようです。
その後四十九日まで七日ごとに法要を行いました(宗派や地域により異なるのでしょうか?)。
その間に仏壇と位牌が必要ですので用意しなければなりません。墓石は一周忌までに用意すれば良いようですので、まず仏壇と位牌です。

仏壇店もいろいろですので、何軒か回ることをおすすめします。
値段だけではなく、お店の雰囲気や店員さんの人柄、説明の仕方など、決めるポイントはいくつかありました。
一生に何度も買うものではありませんから客はほぼ素人です。ただ単に商品を並べて説明するだけではなく、親身になりつつ、うまく誘導してくれるお店がいいです(どんな仕事も一緒かも知れませんが)。

四十九日の後は百箇日、その間訪れる弔問客の方への対応、引き出物の用意と精算、初盆、一周忌へという流れの中、保険、年金、銀行、携帯電話、諸々の手続き。

その間必要であれば、3カ月以内に相続の放棄や限定承認の選択、4カ月以内に準確定申告、分割協議を経て10カ月以内に相続税申告・・・税務のスケジュールも目白押し。原戸籍の取得や印鑑証明も必要です。

記録を残しておく

葬儀やその後の一連の流れの中、現金が細々と動きます。Excelなどで出納帳をつけておくと、どの法要でどこにいくら払ったか、また誰からいくらお供えを受け取ったかなど、後々非常に参考になります。
供花なども名札とともに写真に収めておきましょう。

また、相続税の仕事を受ける税理士としてはこういったスケジュールも頭に入れておくと、依頼者とのコミュニケーションにも役立つことでしょう。