楽しむための読書”モンテ・クリスト伯”〜読み出したら止まらない、寝不足注意!

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(注意)一部セリフ等を記載しています。

 

自分を陥れた人物がいる。

その人物のために絶望し、長年地獄の苦しみを味わった。

しかしその地獄から這い出して、莫大な富と絶大な権力を得た。

今や何もかもが思い通りになる。

失った過去を除いては。

そして復讐がはじまり、大胆かつ緻密に相手を追い込んでいく。

思惑どおり事が運んだ。

しかしそこに残ったもの、また失ったものは・・・

 

「モンテ・クリスト伯」はざっとこのような物語です。

 

読み出したら止まらない

「巌窟王」という別名でも有名な「モンテ・クリスト伯」。

19世紀のフランスの小説家、アレクサンドル・デュマの小説です。

古い小説なんて今読んで面白いのか? 私も最初は懐疑的でした。

ある人の勧めからこの本を手に取ったのが2014年6月。

読み終えるのに一か月以上かかりました。といってもだらだら読んでいた訳ではありません。

岩波の文庫版で七巻、新井書院の新訳版だと一冊ですが1500ページ近くありますからね。

面白すぎて早く続きが読みたくなり、寝食を忘れて読みふけってしまうため、逆に読むのをセーブしたぐらいです。

 

骨子はシンプルだが複雑な伏線

物語としては、冒頭の紹介のように、陥れられた主人公が金持ちになって復讐していく、というシンプルなものです。

しかし登場人物が複雑に絡み合い、いろいろな伏線が張り巡らされています。

読み進めていくと、急に話が変わる場面が多く、「?」なところもあります。しかしそれらが最後にすべて結びついて、「なるほど!」となるわけです。

そして復讐成って終盤近く、元恋人とのシーンがあまりにも切なすぎます。胸キュンです、おじさんは胸キュンしました。

 

新訳版がおすすめ

冒頭の写真左が新井書院の新訳版です。

岩波文庫は訳がやや古く、新訳版が取っつきやすいでしょう。私はこちらを読みました。

約1500ページですから、厚さは約6.5㎝もあります。冗談抜きで枕にできますよ。

さらにいいのは、味のある挿絵がたくさん入っているところです。

 

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横書きなところもいいですね。読みやすいです。

ただ、最後のあの有名な台詞は岩波に軍配ありですね。(待て、しかして希望せよ)

 

 

有名な古典小説で、「ベタ」ですが押さえておいて損はないです。

子供向け版や、漫画版もあるようですが、ぜひ完訳版の小説をおすすめします。

思い切って時間をとって読んでみてください。

 

↓こちらが新訳版