税理士事務所は製造業から脱却できるか

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帳簿作成→決算書作成→申告書作成

税理士の業務の大半は、いわば製造業です。

この先、製造業としての税理士業務は残るのでしょうか。

 

税理士事務所はどの段階か?

 

①家内制手工業–Wikipediaより

家内制手工業(かないせいしゅこうぎょう)は、工業の一形態。 生産者(とその家族)は、生産に必要な資本を直接所有している。
実際の作業の中心は職人による「手仕事」であり、生産に道具が必要である場合も、その取り扱いに熟練を要するのが一般的である。

 

②工場制手工業(マニファクチュア)ーーWikipediaより

地主や商人が工場を設け、そこに賃金労働者を集め、数次にわたる製造工程を1人が行うのではなく、それぞれの工程を分業や協業をおこない、多くの人員を集めてより効率的に生産を行う方式のこと。分業であるために作業効率が向上し、生産能力が飛躍的に上がるが、技術水準は前近代的なものにとどまる。

 

③工場制機械工業ーーWikipediaより

一般的に工業の発展は、原始的な形態である「家内制手工業」に始まり、問屋からの発注により各家庭で製品を生産する「問屋制家内工業」、工場に労働力を集結させ手作業で製品を生産する「工場制手工業(マニュファクチュア)」への過程をたどり、その次の段階が、工場において機械により製品を生産する「工場制機械工業」である。

 

 

検証

専門的、職人的技術が必要とされた税理士業務。①の段階。

スタッフを雇って分業するなら②の段階。独立開業すれば、通常なら①→②という順序を経るのでしょう。

では②→③に進むには?

道具は手書きからパソコンに替わったとしても、手作業であることには変わりありません。

機械化、自動化に限界があるとするなら、②の段階でとどまります。

 

人手を集めて拡大するのか?

税理士業界は②でとどまっているように感じます。

つまり”人手”が必要な段階です。

しかし、②のWikipediaの説明をよく見ると「技術水準は前近代的なものにとどまる」とありますね。
つまり”人手”を集めてもクリアできない問題がある、ということです。

高度な税務知識や豊富な経験をもってしてもここはクリアできないでしょう。問題の質が違います。

たとえばクラウド会計ソフト等で全自動化が可能になれば、ようやく③の段階まで進むのでしょうが、そこまで来れば税理士は必要ないということになりかねません。

製造業にとどまるなら、いずれきっとAIに取って代わられるでしょう。

 

大丈夫か税理士

税理士業界は、いまだ旧来の資本主義システム前提で成り立っているように感じます。

世界的には、膨張資本主義に対して懐疑的な声が上がる中、業界はどこへ向かうのか?

労働力による大量生産や、製造業からの脱却が必要なのではないか、いや、そもそもそれができるのか。

これは取り組む価値のある問題だと思っています。

 

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◆◆あとがき◆◆

昨日はとある個別セミナーの2回目

守破離の守、基礎、手本を真似ることの大事さを再認識しました。