従業員と起業家の違いは?

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働き方による立場の差

独立すると「従業員」から「自営業者」へと立場が変わります。

先日読了した本「金持ち父さんの起業する前に読む本」には、この立場の違いによる考え方や仕事への向き合い方の差異が詳しく語られています。

ビジネスにかかわる人は四つに分類できるとして、

E・・・従業員(employee)
S・・・自営業者(self-employed)
B・・・ビッグビジネスオーナー(big business owner)
I・・・投資家(investor)

に分け、キャッシュフロー・クワドラントと名付けています。

学校教育は何のため?

本の中では常にこのキャッシュフロー・クワドラントが引き合いに出され、まず従業員と起業家の違いについて端的にこう言っています。

従業員と起業家の最大の違いは、一方が安全を求めるのに対し、もう一方が自由を求めることだ。

そしてこう書かれています。

「学校へ行って良い成績をとり、年金や給付金がしっかりもらえるようないい仕事に就けるように」という、大多数の人間が選ぶコースは「従業員になる」コースである。

両者の決定的な違いは、従業員の仕事が「間違いを犯さないこと」であるのに対し、「リスクを取って間違いを犯す」のが起業家である。

従業員=間違いを犯さずルールを守り、言われたとおりにやること、リスクを避ける世界
起業家= 失敗するリスクを取り、間違えたら訂正する、リスクを利用して成長する世界

このように明快に定義されると、なぜ起業してもうまくいかない人が多いのか、見えてくるような気がします。

税理士はどれに属する?

Sの自営業者とBのビジネスオーナーは両者とも起業家ですが、その違いは次の通りであるとしています。

S・・・仕事を所有する起業家
B・・・ビジネスを所有する起業家

Sは自分が働くのをやめたら収入がストップします。そしてSからBへ移るのはとても難しいということです。なんとなくわかります。

税理士は当然Sに属します。税理士、医者、弁護士などの専門家については次のように書かれています。

ビジネスの成功を継続するためには、自分自身がそこにとどまり続けるしかない。彼らはオーナーではあっても、本質的には、自分という商品を買ってくれる買い手のために働く従業員であるのと同じだ。

税理士はSでありながらEである、ということですね。確かに、税理士はやたらに「リスクを取る」より「間違いを犯さない」ことの方が重要かも知れません。

そして「成功すればするほど仕事が増え」、「時間を切り売りして働き」「疲労度は増す」とあります。こうなったときにどのような道を選ぶのか。従来であれば規模拡大が既定路線でした。しかし昨今。時代の変化とともにEではないS、新たなSが生まれつつあるかも知れません。