深夜特急ならぬ珍夜特急が意外に面白い

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深夜特急はバックパッカーのバイブル

沢木耕太郎著「深夜特急」
これを読んで一人放浪の旅に・・・と夢を馳せた人は多いはず。
インドのデリーからロンドンまで、陸路乗り合いバスだけを使って移動する。形としては小説ですが、著者のルポタージュでもあります。

かつてTV番組「進め電波少年」で猿岩石が同じルートをたどったのはこの本が元ネタ。大沢たかおさん主演でTVドラマにも。

実際この本を読むと旅に出たくなります。しかもそれは貧乏旅行です。
私も20代の時に読み、貧乏旅行に憧れました。
が、今思えば憧れだけで終わって良かったと思います。だって布団じゃないと寝られないし、タオル一枚忘れても取りに帰りたい性分なので。

単なるパロディではない珍夜特急

今日紹介したいのは本家の深夜特急ではなく、いかにもパチもんっぽいタイトルの「珍夜特急」の方です。

Kindle Unlimitedの0円対象です。

本家が乗り合いバスだったのに対し、こちらは自前のバイクでインドからポルトガルのリスボンまで走破します。旅の時期は1999年。

まず本家を知っている人間ならこのタイトルを見れば引っかかるはず。
ただし「あーあ、やっちゃった」的なネガティブな第一印象は拭えません。

ところがAmazonの評価がおおむね高評価。もちろんレビューを書いている方は皆、本家のファンの方ばかり。本家を読んだ方々が高い評価をつけているということは、中身はパロディに終わっていないということでしょう。

ちょうどKindle Unlimitedで「女帝」を読み終えたところだったこともあり、すぐに読み始めました。

女帝については以前記事にしました。

結末ありきの漫画はひと味違う・「女帝」無料購読中 | 税理士向井栄一Official Site|Mukai Style

旅は道連れ

旅の途中、同じくバイクで旅をする欧州人のカップルと意気投合して道中をともにしたり、現地で出会った日本人と歓楽街を探索したり。
現地人に思わぬ親切を受けたりすると読んでいるこちらも嬉しくなったりと。

読んでいて飽きませんし、章が終わるごとに次の国ではどんな出来事が待っているのか、とついつい読みふけってしまいます。

なかなか読みたい本がないKindle Unlimitedですが、これは当たりでした。

この旅が終わると次はアメリカ大陸縦断編もあるようで、こちらも興味深いです。