税理士が経営者に対しできることできないこと

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起業家に必要な五つの要素とは

「金持ち父さんの起業する前に読む本」には、既に紹介したキャッシュフロー・クワドラントのほかに、「BーIトライアングル」なるものがでてきます。

キャッシュフロー・クワドラントについてはこちらに書きました。

 

BーIトライアングルとは、起業家に必要な五つの要素について整理したものです。

製品
法律
システム
コミュニケーション
キャッシュフロー

がその五つです。

この五つの仕事のうち、たとえ一つでもしっかりカバーできないものがあれば、ビジネスは失敗するか、お金の面で苦労するか、失敗しないまでも成長できないかいずれかの道をたどるだろう。

 チェックリストとして

五つの中でわかりにくいのは「システム」かもしれません。これにはマークティングや販売網、総務、経理等が含まれ、広範に渡るようです。

その他の製品、法律、コミュニケーション、キャッシュフローについては読んで字のごとく、おわかりかと思います。

起業する前に必ずこの要素について学ぶ必要があり、自分の強い部分と弱い部分を把握しておくこと。そして自分に欠けている部分はチームで補う。そして起業してからもこのリストに沿ってチェックしていくことを推奨しています。

単純化されているとはいえ、この「チェックリスト」は長年大いに私の役に立ってくれている。うまくいかなくなってきた時も、このリストを使うと、問題がどこにあるかを見つけ、それを分析するのに役立つ。

税理士としてできること

税理士は経営者に対してどういったサポートができるのでしょうか。

「税務や会計の話はいいから経営コンサルティングをしてほしい」
「過去の話より先の話をしたい」

こういった話は昔からよく耳にします。
税理士自身もこう言われて戸惑いの方が多いような気がします。税理士は起業家ではなく、国家資格に保護された存在です。経営の話を、といわれても、経営者を満足させるほどの話ができるでしょうか。 もし商才があるなら受験勉強などせず、さっさと商売をしているでしょう。

このBーIトライアングルの五つの要素のうち、製品やコミュニケーションについては税理士より経営者本人の方が長けているはずです。となれば、税理士ができるのはその他の部分。法律、システム、キャッシュフローです。これらに重点を当てて問題意識を持てば、何をどうアドバイスすればよいのか、税理士として経営者のためにできることは何なのかが整理されるのではないでしょうか。